事例集

提案書も、研修の教材も、社内の仕組みも、生成AI(Claude)と一緒に作ってきました。研修で教えていることを、まず自分たちでやっています。表の行を選ぶと、下に詳しい内容が出ます。

※うまくいかなかったものも載せています。
分野事例対象作ったもの
医療機関 AI研修 医療機関の職員向け、生成AI導入の基礎研修表示中 某医療系センターの職員 研修スライド、用語集100語、学習用台本
企業研修 新人向けWeb・IT基礎研修の教材一式表示中 新入社員(非エンジニア含む) 講師用・受講者用資料、事前テスト
企業研修 PM基礎研修と、規模別の演習表示中 若手リーダー、PM候補 講義資料、演習課題と解答例
企業研修 自社サービスの開発を、そのまま教材にしたAI活用コース表示中 DX・AX推進担当、次世代リーダー 研修カリキュラム、意思決定の記録
社内の仕組み 社長1人、AI社員たくさん表示中 SRIA社内 AIによる仮想の会社組織
社内の仕組み AIだけの編集部表示中 SRIA社内 記事制作の自動化の仕組み
食品製造業 システム提案 ベテランの頭の中の材料計算を、モニターに表示中 お弁当の製造会社 提案書、WBS、画面サンプル、見積
自治体向け 人材育成の企画提案 「教えるDX」から「企業が変わるDX」へ不採択表示中 県(公募型プロポーザル) 企画提案書

医療機関 AI研修

医療機関の職員向け、生成AI導入の基礎研修

  • 2時間研修
  • 医療機関
  • 生成AI
  • 演習あり

某医療系センターで、職員の方向けに生成AIの基礎研修(講義とミニ演習の2時間)を行いました。生成AIの種類と代表的な製品の違いを整理し、最後は「自分の職場で試すならこれ」という案を参加者が自分で作ります。

背景

医療の現場では、個人情報の扱いや「AIがもっともらしい間違いを言う」ことへの不安から、生成AIをどこまで使ってよいかを判断しにくい状況があります。必要だったのは、ツールの操作方法よりも「導入を判断するための観点」でした。取引にあたっては、先方の情報セキュリティ講座と確認テストも受講しています。

作ったもの

2時間の研修スライドと演習シート。生成AIの6つのタイプ、仕組みを3つの層で見る考え方、提供形態の選び方、導入の手順と最低限のルールづくりまでを扱います。研修のあとには、初学者から上級者まで4段階・100語の用語集と、先生と生徒の対話で学べる台本も作りました。

AIとの役割分担

同じ依頼を5つのAI(ChatGPT、Gemini、NotebookLM、Manus、Genspark)に出して資料のたたき台を作らせ、見比べてから良いところを組み合わせました。「最終判断は人がする」「個人情報は入力しない」「記録を残す」といった医療現場での注意点は、人間が確認して仕上げています。

研修で大事にしたこと

全体を通したメッセージは「生成AIは道具。使う人と設計が命。」です。演習では、診療録の下書き、院内のよくある質問への回答、事務文書の作成の3つを例に、「小さく試して、測って、広げる」計画を参加者自身に作ってもらいました。

5つのAIに同じ宿題を出して、いちばん良い答案を採用しました。

企業研修

新人向けWeb・IT基礎研修の教材一式

  • 1日研修
  • 新人研修
  • 教材制作

他社の新人研修1か月のうち、ITの基礎を学ぶ1日を担当しました。Webのしくみ、データベース、クラウド、セキュリティを、基本情報技術者試験の入口になるレベルで扱います。

背景

新人研修の大半はビジネスマナーやロジカルシンキング。その中で「ITのことを1日で、文系の新人にもわかるように」という依頼でした。

作ったもの

6章構成の講師用資料と受講者用資料、100点満点の事前テスト(解答付き)、投影用のスライド。

AIとの役割分担

章立てとたとえ話の候補出し、テスト問題の下書きをClaudeと作りました。内容の正しさの確認と、「新人がつまずくところ」の判断は人間が担当しています。

研修で大事にしたこと

専門用語を覚えることより、「仕事で出てきたときに怖くない」状態をゴールにしました。

「サーバーって何屋さんですか?」から始めます。

企業研修

PM基礎研修と、規模別の演習

  • PM研修
  • 演習
  • PMO

開発標準と進め方の講義のあと、計画書・WBS・ガントチャートを実際に書く研修です。演習は、10名・40名・150名超(PMOあり)の3つの規模から選べます。

背景

「PMの本は読んだが、自分のプロジェクトでどう使うかわからない」という若手向けに、手を動かす時間を長くとりました。

作ったもの

講義資料、基礎課題6つと解答例、規模別のアドバンスト課題3つ、計画書・WBS・ガントチャートの解答用紙。SRIAが使ってきた開発標準をベースにしています。

AIとの役割分担

演習の題材づくりと、規模ごとに起きるトラブルのパターン出しにClaudeを使いました。採点の観点は、現場でPMをしてきた人間が決めています。

研修で大事にしたこと

PMOのように見えにくい役割は、「工事現場の監督さん」のような身近なたとえで説明しています。

PMOは、工事現場の監督さんだと思ってください。

企業研修

自社サービスの開発を、そのまま教材にしたAI活用コース

  • AI活用
  • 新規サービス開発
  • 伴走型

SRIAが実際に開発してきた自社サービス(複数の会社を経営する人向けの、返信漏れを防ぐツール)の意思決定と失敗の記録を、そのまま教材にしたコースです。

背景

AIを使えば作ること自体は速くなりました。足りないのは「何を作るか」「どこまで作るか」「出てきたものが正しいか」を判断できる人です。

作ったもの

要件定義書・基本設計書・ロゴ案まで進めた実案件をもとに、判断の分かれ目ごとに演習を組み立てたカリキュラム。

AIとの役割分担

設計書の下書きやロゴ案はClaudeと作りました。研修では、AIの出したものを人間がどう確かめ、どこで止めたかを見せています。

研修で大事にしたこと

架空の演習は使いません。コードが書けない人でも、判断の練習は最後までできる構成にしています。

失敗した記録も、全部教材にしました。

社内の仕組み

社長1人、AI社員たくさん

  • AIエージェント
  • 業務設計

秘書室・PM・開発・営業・品質管理・セキュリティの役をAIに割り当てた「仮想の会社組織」を作り、実際の業務を回してきました。

背景

少人数の会社では、1人が何役も兼ねます。役割ごとに考え方を切り替えるのは、思ったより疲れます。

作ったもの

役割ごとに指示書と権限を分けたAIの組織図。仕事を頼む窓口を秘書室に一本化しています。

AIとの役割分担

実作業の多くはAIが担当し、最終判断と「やらない」と決めることは人間が担当します。

研修で大事にしたこと

この仕組みで得た「AIに任せてよいこと・よくないこと」の線引きは、AI活用コースの中身になっています。

会議に人間が1人しかいません。

社内の仕組み

AIだけの編集部

  • AIエージェント
  • コンテンツ制作

5つのAIが、企画・調査・執筆・編集・配信を順番に担当し、ブログ記事とSNSの投稿を仕上げる仕組みです。

背景

発信は大事だとわかっていても、本業の合間に記事を書く時間はなかなか取れません。

作ったもの

工程ごとに担当AIを分けた制作の流れ。前の工程の成果物を、次の工程のAIが受け取ってチェックします。

AIとの役割分担

書くのはAI、公開するかどうかを決めるのは人間です。

研修で大事にしたこと

「1つのAIに全部やらせない」設計は、研修でも繰り返し伝えているポイントです。

人間の担当は「公開」ボタンを押すことです。

食品製造業 システム提案

ベテランの頭の中の材料計算を、モニターに

  • 業務システム
  • 助成金活用
  • 提案

お弁当工場の受注・生産管理システムの提案です。ホワイトボードで回していた工程を、大きなモニターの画面に置き換えます。

背景

受注の経路が年間契約・イベント・卸など複数あり、材料の計算はベテランの方の経験に頼っていました。

作ったもの

提案書と詳細資料、WBS、画面のサンプル、見積書。東京都の助成事業を使う前提で、申請で説明しやすい構成にまとめました。

AIとの役割分担

現場の資料の読み込みと、画面サンプル・WBSのたたき台をClaudeと作りました。業務の聞き取りと優先順位は人間が決めています。

研修で大事にしたこと

「助成金の要件に合わせて計画を書く」経験は、研修の助成金サポートにも活きています。

ホワイトボードとはお別れです(研修では使います)。

自治体向け 人材育成の企画提案

「教えるDX」から「企業が変わるDX」へ不採択

  • 人材育成
  • 伴走支援
  • 企画提案

地域の企業を半年間伴走し、業務にかかる時間がどう変わったかを数字で示す人材育成プログラムを企画しました。

背景

研修を受けても、会社の仕事のやり方が変わらなければ意味がない。そこで「教えて終わり」にしない形を考えました。

作ったもの

2社以上を半年間伴走し、業務の工数をBefore/Afterで比べる企画と、その実施体制をまとめた提案書。

AIとの役割分担

構成案と資料の下書き、図版をClaudeと作りました。企画の芯と、地域の事情に合わせた判断は人間です。

研修で大事にしたこと

「研修のあと、仕事が変わったかを確かめる」という考え方は、今のSRIAの研修すべての土台になっています。

結果は不採択。企画は自信作なので、ここに載せます。